本日、シンポジウム「日台関係の50年、何を失い何を得たのか?」に参加してきました😌
日中国交正常化50周年は、日台断交の50年でもあった。
しかし、日台関係は外交関係がないにも関わらず、国交を結んでいるどこの国よりも親しい関係にある。
東日本大地震時の義援金は200億円にのぼり、東北(南関東に及ぶ)の産物輸入をいち早く再開してくれた。日本も新型コロナワクチン420万回分を無償で送り、単なる隣国の島国同士ということを超えた信頼関係で結ばれている。
台湾の美容室では、安倍元首相の事件から2週間あまり経つ今でも哀悼の話題で持ちきりだそうだ。
ロシアのウクライナ侵略を受け、台湾有事の際、誰が助けてくれるかの世論調査では米軍の34.5%に対し、自衛隊が参戦してくれるが43.1%と米軍への期待を上回っている。
その理由は日本への信頼、友情、尊敬からだという。しかし、若い世代には親の世代からの教えであり、親の世代には現在の真の日本の立場を理解していない人々が多い。世代が変わり日本への想いも移ろう事が心配だ。
他方で、世界はバイデン米国と習近平中国の大国G2になりつつある。それは日台がそれぞれ同時に大きく影響を被る立場同士にある。
安倍元首相は「台湾有事は日本有事である」と言った言葉の意味には、中国が台湾への侵攻があっても、現状では内紛に自衛隊が支援する事は出来ない。
アジアから信頼を失しなうことになれば、太平洋の島しょ国は一気に中国傘下に陥ってしまう。日本があいまい戦略をとる事への警鐘でもあったろう。
我々国民同士でできる事は、日台断交50年+戦後20年を合わせ、築き上げた関係から、旅行や台湾産パイナップルを買う事もあろうが、世代を超えてさらなる絆と友情、信頼関係を醸成することが必要だと理解した。
地方から国へ働きかけられる事も多々ある。目を開き、足元を見ながら未来を見据えて活動しよう。
具体的に何が必要で何をすべきか、まだ見ぬ隣国の親友に想いを馳せたいと思う😌
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